皆さま、絵の具は何から出来ていると思いますか?本日は《絵の具の成り立ち》に迫ってまいりましょうね✨
大まかに言うと、絵の具は
《顔料》+《糊》から出来ています。
理解し易いように糊と言いましたが、展色材またはバインダーと呼びます。(絵を専門にされる方以外、名称を覚える必要はありません。)
《顔料》は全ての絵の具の元になる色の粉で、石や虫、土、または化学的に合成されたものです。↓ 宝石箱のようで美しいですね。では、次の写真をご覧下さい。
✢ 色鉛筆 ✢
✢ コンテ/パステル ✢
✢ アクリル絵の具/アクリルガッシュ ✢
✢ 透明水彩絵の具 ✢
✢ クレヨン/オイルパステル ✢
ここに挙げた全ての画材に《顔料》が入っており、《糊》の役目を果たすものがアラビアガム、アクリルメディウム、蝋、ワックス等になります。何故この糊が必要かと言いますと。顔料はさらさらの粉ですので、紙や板、キャンバスの上に乗せただけでは剥がれ落ち定着しません。もうお分かりですよね。定着させる為に糊が必要なのです。
《顔料》と《糊》は奥が深いので、数回に分けて小出しにお伝えしますね。
それではまたお会いしましょう?