今日も学校をエスケープして、モンマルトル美術館へ!画家ユトリロの母・シュザンヌ ヴァラドンの作品が飾られています。
母・シュザンヌは恋多き女性で、画家でもありました。風変わりな音楽家・エリックサティと恋に落ちるのですが、二人の恋の炎は瞬く間に消えてしまいます。シュザンヌにあてられた何百通もの手紙とサティが失意の底で作った「vexations (屈辱)」という曲だけが残ります。
この曲、同じフレーズを840回も繰り返さねばならない、という凄まじい曲で弾き終わるのに1日かかるそうです。私は弾いた事がないけれど10分で断念してしまうでしょうね!
サティにとってシュザンヌは生涯ただ一人の恋人であったそうです。もっと色々な人と恋愛すれば良かったのに、と思ったりもしましたがこういう愛の形もあるのね。
皆さまもご存知の「Je te veux (おまえが欲しい)」はシュザンヌを想って作曲したのかしら。
シュザンヌが描いたエリック・サティ
技法: 油彩
ユトリロが描いた母・シュザンヌ
技法: リトグラフ(石版画)
シュザンヌ作
技法: エッチング
シュザンヌの恋人・オンドレユッテルの描いたシュザンヌ
ユトリロ作
彼らのアトリエ