2011 上だけを見るべし

セーヌ川の畔で肩を寄せ合う恋人たち、古き良き時代の面影が今もなお息ずくパッサージュ、日がな一日露天でお客さんを待ちわびるブキニストたち。日常に追われ情熱の灯火が消えかかった私の心を虹色に染めあげる天下一品の巴里の街並み。どこか懐かしく、美しい。

しかし、この15年ほどで街が荒廃したと地元の人は嘆いていた。落書きやゴミ、犬の落し物がそこいらじゅうに落ちている。おろしたての靴を犬の落し物で汚してしまった日なぞ溜息をつきたくなるし、その靴で部屋の中を歩くなんて真平ごめん。いかに日本の道路が清潔か、 日本人で良かったと思う。 mamanにこの事を話すと
「パリの道路が汚い?そうね。でも日本人も面白いわよね?だってゴミなんてひとっつも落ちてやしないのに毎日一生懸命ほうきで道端を掃いてるもの!」と大笑いしていた。なるほど!感覚の違いなのね。風情のある落ち葉まで「ゴミ」として捨てる日本人も行き過ぎかもしれないが、やはり清潔なほうが私は好きだ。

巴里の街並みを存分に楽しむには犬の落し物とゴミに気を配りながら、上だけを向いて歩こう!

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画家。愛と自由をこよなく愛しています。 Je suis artiste. J'adore l'amour et la liberté !

Shinobu

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画家shinobuのブログ。 旅、私の作品、絵画教室についてあれこれ綴っています。 お時間許すかぎりお付き合い下さいませ✨✨ 以前のブログに加筆修正を加えたものです。

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